（２１５）
　村は、自分たちの劇場、学校、そして公会堂を持ち、それらを自分たちで運営していくでしょう。
　また、村には水道設備もあり、きちんと管理された井戸や貯水槽によってきれいな水が常に確保されているでしょう。
　・・・



　村の自治についてのガンディーの意見の続きです。
　村での素朴な暮らしを強く勧めるガンディー（２０８）ですが、決して原始状態を理想視しているわけではありません。上に書かれているように、人間の文化的な要求を満たすことや保健衛生（浄化された水など）の重要性もはっきりと認めているのです。
　しかし、村の文化・娯楽は村の自治機能として創造されるものですから、商業的なものは認められないはずです。また、学校というのも国家の統制下に置かれるものではありえないと思います。
　教育については、この後さらに言及されます。
　・・・
　　

　１１月２８日の定例学問会の報告の続きです。
　
●どうして、お互いに否定しあうコミュニケーションが主流になってしまうのか？
●学校では、ディベートが盛んに教えられている。
●議論は、勝ち負けではないのだが。
●いわゆる「論破」というのも、決して望ましいことではない。
●そもそも、きちんと考えようとすれば、単純に２つの立場に分けられない。
●お前はどっちの立場なのだと言われても・・・。

　そして・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）