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古代文明の残照だけで・・・。 [2021年11月11日(Thu)]
(185)
 インドの村の状態が昔も今も変わっていないというのがたとえ事実だとしても、問題の解決には何の役にも立ちません。
 もし、インドの村が決して現代より良いとは言えない状態のままずっと停滞しているのだとすれば、この国に存在する光は我々の大きな誇りであるインド古代文化の残照だけだということになります。
 ・・・


 
 これも、インドの伝統的な村の復興を唱えるガンディーの文章です。
 こういう主張に対しては、「しかし、インドの村の暮らしは昔も決して今より良いものとは言えなかったのではないか? だから、昔を理想化して語るのは見当外れなのではないか?」というような反論ががしばしば寄せられます。
 これに対して、「たとえ昔が今より良くなかったということが明らかになったとしても、問題解決の役には少しも立たないではないか」とガンディーは言っています。
 彼は近代文明の批判者ですが、決して「近代以前は理想的な社会だった」とは言いません。彼が高い評価を与えているのは、インドの古代文明です。そのことは、「ヒンド=スワラージ(562)」でも明言されていましたね。
 しかし・・・
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