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お勉強 (05/11)
都市の壮大な建造物は、村の血をセメントとして建てられている。 [2021年10月19日(Tue)]
(163)
 イギリス人はインドを食い物にしていますが、それはインドの都市を通じてです。そしてまた、インドの都市は直接的にもインドの村を食い物にしているのです。
 都市にそびえる壮大な建造物群は、まさにインドの村々の血をセメントとして建てられています。現代においては、村々の血が吸い取られて都市の動脈を拡張させています。私が望んでいるのは、その血液が再び村の血管を流れるようになることなのです。

                    (「ハリジャン」1946年6月23日)



 「都市の膨張は人類にとっての禍である」というガンディーの主張の続きです。
 当時、インドはイギリスの植民地になっていました。その植民地支配の中でインドからイギリスへ富が移転しているということは、インドの民族主義運動において古くから問題になっていました。(「富の流出論」、「ヒンド=スワラージ」(1068)などを参照してください)そのような富の移転も、都市の経済活動を通じて行われているのだとガンディーは指摘しているのです。つまり、「多くのインド人が村に住んでいれば、イギリスがこのような経済的搾取を行うことはできなくなる」ということです。
 また、都市は村からの直接的な搾取も行っていると彼は言います。「都市の繁栄は農村の犠牲の上に成り立っている」ということは(154)で、「インドの村は、外国からも自国の都市からも搾取されている」ということは(158)で述べられていましたね。
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