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妻に対する愛情から・・・。 [2021年09月10日(Fri)]
(125)
 シンガーは、彼の妻が自らの手を使って縫い物の仕事をしているのを見て、それは実に単調で辛い労働だと思いました。
 彼女にとって決して必要とは思えないこの労働から妻を解放してやりたい。そのような単純素朴な愛情から、彼は縫い物をする機械、すなわちミシンを考案したのです。
 しかし、この辛い労働から解放されたのはシンガーの妻だけでなく、ミシンを買うことのできるすべての人でした。
 ・・・                   


 
 シンガーミシンの話の続きです。
 「この機械の発明に関しては、次のような愛の物語があった(124)」とガンディーは述べていました。
 シンガーとは、シンガーミシンの創立者、アイザック=シンガーのことです。彼は、1811年ニューヨーク生まれ、40代までは旅役者をしていたそうですが、機械に関しては非凡な才能を持っていたようです。さて、決して彼はミシンの発明者というわけではないのですが、既存のミシンを改良して実用的な機械の生産と事業化に成功した人と言えるようてす。
 ところが、いろいろ調べてみても、ガンディーが語っているようなエピソードは見つけられませんでした。あるいは、そのような伝説をどこかで耳にしたのでしょうか?
 いずれにしても、これは「能率の悪い手織り機で布を織っている母の姿を見て、『何とか母の苦しみを軽減させてやりたい』という孝行心から精励努力を重ね、遂に自動織機を発明した」という豊田佐吉の物語(真偽のほどは分かりませんが)を思わせるお話ですね。
 そして・・・
8月定例学問会の報告(8)感覚の違い。 [2021年09月10日(Fri)]
 8月22日の定例学問会の報告の続きです。
 
●ワクチンで感染が防げるわけではないと、ちゃんと行政文書に書いてある。
●副反応などのリスクについても、書いてある。
●それでも、ワクチンを信じる人は信じる。
●農薬を使うか、使わないかの感覚の違いに似ているかも。
●草がない石だらけの土地をきれいと思うか、自然でないと思うか。
●感覚の違いを越えて分かり合うのは難しい。

 そして・・・
                (つづく)
第205回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(1)権力闘争をしないで最高権力者になった人の話。 [2021年09月10日(Fri)]
 一昨日は、西町キャンパスで第205回「楽しく学ぶ歴史ゼミ」を開催しました。
 今、自民党の総裁選挙がどうのこうのと言っていますが・・・
 
●一年前は、菅さんは大人気だった。
●まったく頼りにならない国民の支持。
●しかし、50年間もずっと最高権力者の座に居続けた人もいる。
●しかも、激しい権力争いを勝ち抜いたわけではない。
●生まれた時から、最高権力者の座が約束されていた人物。

 それは・・・
                  (つづく)
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