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隣人愛がなければ、どんな社会変革も・・・。 [2021年07月24日(Sat)]
(78)
 憎むべきは、牛の引く荷車を使うことではありません。我々自身の利己主義、隣人への思いやりの無さなのです。
 必要なのは隣人愛です。それがなければ、どんな社会変革も、たとえ革命が起こったとしても、この社会に善をもたらすことは決してできないでしょう。

              (「ヤングインディア」1926年7月10日)
 


 「産業主義によって貧困問題を解消することはできない(77)」という話の続きです。この時代は、資本主義の発展に伴って貧富の格差の増大や失業問題などが深刻化していたと思われます。1917年のロシア革命の影響もあって、この貧困問題を解決するためには社会主義革命しかないという意見も多くなっていたことでしょう。
 しかし、「政治革命によって世の中の不平等がなくなり理想の社会が実現できる」という考えをガンディーは完全に否定しています。彼によれば、この社会を良くしていくために必要なのは隣人愛なのです。政治体制の変革を否定しているわけではありませんが、人々の心の中に隣人愛を蘇らせない限り、政治変革だけでは決して期待したような成果をもたらさないだろうと彼は言うのです。
しもかわ読書会7月例会の報告(3)日本の景色が大きく変わった時代。 [2021年07月24日(Sat)]
 「しもかわ読書会」7月例会の報告の続きです。

●1964年は、東海道新幹線が開通した年でもある。
●高速道路も、前の年に出来た。
●首都高速道路も、この時期に建設された。
●日本橋も、江戸橋も、道路の下に。
●オリンピックに間に合わせて、いろいろなものが作られた。

 そして・・・
         (つづく)
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