もし、私の書いた文章の間に何か矛盾や不一致が見出された場合には・・・。 [2021年05月10日(Mon)]
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ですから、同じ主題に関して私が書いた2つの文章の間に何か矛盾や不一致が見出された場合には、もし私がまだもうろくしていないと信じてくださるのならば、より後に書かれた方を私の考えとして受け取っていただきたいと思います。 「いくら年を取っても、そして、やがて死を迎える日が来たとしても、自分の内的な成長が終わることはない(3)」とガンディーは言い切ります。つまり、彼の生涯は終わりのない自己変革の連続だということです。ですから、最終更新のバージョンが正しい自分の考えであると思ってほしいと宣言するのです。 この「ヴィレッジ=スワラージ」は主として1920・30年代(40年代、つまり最晩年に書かれたものもあります)なので、2018年1月から今年の4月まで連載してきた「ヒンド=スワラージ(インドの自治)」よりは後に書かれた文章です。なので、こちらに書かれた内容の方がより新しいガンディーの見解であると言えるでしょう。 というわけで、次回から本文に入っていきたいと思います。 ・・・ |