力を持つ者に対しても、恐れることなく言うべきことを言え。 [2021年03月02日(Tue)]
(1106)
その人は、私がこれまで述べてきたようなことをイギリス人に向かって私と同じような調子で恐れずに語ることができなければなりません。 「真実の愛に満たされたインド人と呼べるのは、次のような人たちだけです」と、ガンディーは、インドの自治を求める知識人たちに訴えます。(1105) 第一の要件は、「イギリス人に対して萎縮せず、きちんと言うべきことを言う」ことだと彼は言います。 「恐れることなく」と言っても、決して敵愾心を露わにしてという意味ではありません。憎しみや軽蔑の心を抱いてということでもありません。相手に対する愛情や敬意は失わず、しかし言うべきことははっきりと言うということです。 ちなみにガンディー自身はイギリス人に対してどんな言葉を送っていたのかと言うと、「イギリス人に対しても、私は敬意を持ってこう言うつもりです。私は、あながたがたが自分の統治者であるということを認めます。(1063)・・・」と述べていました。そしてこの後、統治者としてイギリス人がインドに居続けるための条件をたくさん示していたのでした。 それから・・・ |