我々の協力がなければ、あはたがたは一歩も前に進むことができない。 [2021年02月12日(Fri)]
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しかし、あなたがたが我々の意志に反した振る舞いをするならば、我々はもうあなたがたに協力しません。そうなれば、あなたがたは一歩も前に進むことができないと我々は知っているのです。 当時インドを支配していたイギリス人に対するガンディーのメッセージの続きです。 「もし、あなたがたがインドを統治したいと望むならば、我々の求める条件を満たせるようにせよ。さもなくば、我々は被統治者としての立場を拒否する」と彼は宣言します。もちろん、イギリス帝国が暴力によってインド人に様々な迫害を加え、恐怖によって服従を強いるであろうということは十分に承知の上でです。 しかし、いかなる暴力にも屈しないと彼は言います。暴力に対して暴力で対抗しようとするのではなく、どんな暴力を受けても断固として不服従を貫くという決意を表明するのです。そして、民衆が協力を拒めば、どんなに強大な権力も決して自らの政治的意志を実現させることはできないし、そもそも存続さえできないのだという信念を示します。 このことは、(860)で実際に起こった事例として語られていましたね。 そして・・・ |