（１０６０）
　イギリス人によるものであろうとインド人によるものであろうと、横暴な支配はいかなるものも受け入れられません。このことを私たちはよく理解しなければなりませんし、また他の国民にも教えてやらなければなりません。
　


　「外国の統治下での秩序より、自治の下での混乱の方が望ましい」という考えは、自分の考える「自治」の意味とは違う（１０５９）」とガンディーは言いました。それはつまり、こういうことだったのです。
　要するに、彼の考える自治（Home Rule）とは、文字通り、「自分自身を統治すること」なのです。日本語の「自治」も、まさにそういう意味ですね。また、英語のオートノミー（autonomy）も、「自分の従うべき法を自分自身で定める」というような意味のようです。
　だから、「人々から自由を奪い、自分の意志に従うことを強要するような権力者に支配されるのであれば、その権力者が自分と同じ民族に属していようがそうでなかろうが、決して自治とは呼べないのです。
　同様の考えは、（６４９）でも述べられていましたね。
　そして・・・

　６日の第１１６回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。
　
●人の発言に便乗して何かを言うだけでは・・・。
●中身のない会話は、そのうち相手に悟られてしまう。
●自分の考えが出て来ないというのは、深刻な問題。
●テスト頭は、世の中で役に立たない。

　そして・・・

　　　　　　　　　　（つづく）