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インドは未亡人になる。 [2021年01月06日(Wed)]
(1054)
 「もし、イギリス人が荷物を取りまとめてこの国を出て行けば、かわいそうにインドはまるで未亡人のようになってしまうだろう」。



 インド民族運動の中の穏健派の人たちに対するガンディーの異議申し立ての続きです。
 この前の部分で、「イギリスの存在がインドに必要だなどと言ったら、きっと彼らをますます増長させてしまうだろう」とガンディーは述べていました。(1053)なので、これはうぬぼれたイギリス人の心情を代弁しているのだと思われます。
 つまり、「私たちがいなければ、インドという国は生きていけないのだな。ならば、私たちはいつまでもここにいて彼女を守ってやらねばなるまいな。もしも私たちがここを去ったとすれば、インドという国はまるで夫を失った未亡人のようになって、途方に暮れてしまうからな」。こんなふうに思わせてしまうということでしょうね。
 これは、誇り高いインド人にしてみれば到底我慢できないことでしょう。そして、女性にとってもこの表現は許しがたいものだと思います。しかし、これは百年以上前に書かれた文章であることを思い出してください。現代であれば、夫を失った妻よりも妻を失った夫の方が、その後どうやって生きていけばよいか分からなくなってしまうことが多いように思われます。
 さらに、続けてガンディーは・・・
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