お金と同じくらい大きな害になる、もう一つのもの。 [2020年11月14日(Sat)]
(1001)
お金のほかにもう一つ、同じくらい害になるものがあります。それは、性的な悪徳です。 「金銭は、人間を無力にするく(1000)」という話の続きです。この章のテーマは「機械」なのですが、「機械文明に対する批判→たとえ大きな経済的な利益があったとしても、インド人は工場経営をするべきではない→金銭を求めれば、人間は必ず不幸になる」というふうにだんだん話が展開してきたのです。 ところが、ここでさらに彼の話は飛躍します。「お金と同じくらい害になるものは、性的な悪徳である」と言い始めるのです。性を罪悪と見なし、性的な禁欲を強く求めるのはガンディーの思想の特徴の一つと言えるでしょう。(872)では、「純潔こそ、受動的抵抗の最も重要な原則の一つです」と言っていましたね。 それから・・・ |