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自治について語る言葉を外国語以外に持っていないとすれば・・・。 [2020年09月16日(Wed)]
(943)
 自分たちの国の自治について語る言葉を、もし我々が外国語以外に何も持ち得なくなってしまったとしたら? それではあまりに悲しすぎるではありませんか。



 ガンディーの英語教育批判(941)の続きです。
 これは、イギリスによる植民地支配からの祖国インドの解放と自治の実現を求める若い読者と編集長(ガンディー)の対話です。この2人はどちらもインドの独立・自治を強く求めていますが、自治についての考えは大きく異なります。若者にとってのインドの自治とは、イギリス人を追い出すことです。彼は、「イギリス人の行っている統治をインド人が行うようになればよい」と思っていたようです。ところが、ガンディーにとってはまったく違います。彼の考えでは、「インドの自治を実現するためには、イギリス文明の悪い影響を排除し、インドの文明を取り戻さなければならない」のです。(134)
 だから当然、外国語である英語でインドの自治を語るというのは大きな矛盾なのです。そして、「そのような状態こそが、軍事力や経済力の差以上にインドの隷属状態の原因になっているのではないか。何よりもまずそこを改めなければ、インドの自治の実現はありえないのではないか」とガンディーは言いたいのだと思います。
 さらに、続けて彼は・・・
第183回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(1)終わりのない権力闘争。 [2020年09月16日(Wed)]
 今日は、西町キャンパスで第183回「楽しく学ぶ歴史ゼミ」を開催しました。
 藤原氏の権力争いは、まだ続きます。
 
●冷泉天皇の次は、円融天皇。
●摂政は、はじめは藤原実頼、のち弟・師輔の長男の伊尹。
●伊尹は、「これただ」とも「これまさ」とも読む。
●円融天皇の義理の兄、つまり外戚。
●天皇の妻の親族であることが権力争いに影響を与えたらしい。

 そして・・・
                  (つづく)
9月定例学問会の報告(2)自助・共助・公助。 [2020年09月16日(Wed)]
 11日の定例学問会の報告の続きです。
 
●公助の「公」とは何か?
●皇居・天皇・朝廷・君主・国家・お上を意味する場合と・・・。
●社会全体・公共を意味する場合がある。
●民主主義国家であれば、公の主体は国民であるはず。

 そして・・・
                (つづく)
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