身体的な力に頼ろうとするなら、さらに多くの特性が必要になる。 [2020年07月27日(Mon)]
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さらに、身体的な力に頼ろうとする人の場合、受動的抵抗者にとっては無益で不要な多くの特性をそれに加えて身につけなければならないという点にも注意を向けるべきかもしれません。 「受動的抵抗の実践者になるための必須の要件は、「純潔」「清貧」「真実」「何も恐れない心」である(871)」という話の続きです。 これら4つの性質は、受動的抵抗者になるためだけではなくて、暴力によって戦う兵士にとっても必要であるとガンディーは述べました。そしてさらに、兵士になるためには、ほかにもいろいろな特性を身につける必要があると言っています。 それは具体的にはどのようなものかと考えてみますと、今までの記述の中から探すとすれば、「身体的な強さ(837)」、「ある程度の人数と組織力(838)」、「軍事訓練や武芸の習得(840)」などがありますね。 しかし、そのような特性は、受動的抵抗者には不要であると彼は言うのです。 そして・・・ |