（８６１）
　真の自治は、受動的抵抗の力によって人々が導かれる場合にのみ可能になります。それ以外のいかなる統治も、我々にとっては外国人による統治と同じことです。


　
　「不当な支配を受ける者にとって、唯一の解決方法となるのは受動的抵抗である（８２７）」ということを、ガンディーは様々な角度から語ってきました。
　そこから、この書物全体のテーマである自治についての話にまた戻ってくるのです。受動的抵抗は、彼にとっては決して単なる手段ではなく、自治の本質に関わることだったのです。
　「それにしても、どうしてここで外国人が出て来るのか？」と疑問に思う人もいるかもしれません。実は、（１２５）で述べられていたように、「インドの自治とは、イギリス的な政治のやり方そのものを根本的に改めることだ。仮にイギリス人を排除してインド人の政府ができたとしても、その政府がイギリスと同じような力による統治を行うのであれば意味がない」とガンディーは考えていたのです。
　これを聞いた、若い読者は・・・

　１７日の第８８回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の最終回です。
　
●日本語の読解力がないと、どの教科の勉強もできない。
●単語をバラバラに読むのではない。
●前に勉強したこととつなげる。
●日頃の経験や観察とつなげる。
●感動する心が大切。


　第８９回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」は、今日、６月２４日（水）の１８時からです。
　

　１０日の楽しく学ぶ歴史ゼミの報告の最終回です。
　
●菅原道真は九州で死んだが、それで終わりではありません。
●道真は、死んだ後に恐ろしい怨霊になった。
●藤原時平は、若死にした。
●醍醐天皇の子どもも死んでしまった。
●そして、清涼殿に雷が落ちた。
●とにかく、当時の人々は道真の怨霊だと信じた。
●道真は、天神としてまつられた。
●学問の神様、合格祈願の神社。
　

　次回は、今日、２４日（水）です。