家族に関して真実であれば、国に関しても真実である。 [2020年04月13日(Mon)]
(791)
家族や共同体にとってそれが真実であるならば、国民国家にとっても真実です。 家族に関する法則は国には当てはまらない。国に関しては別の法則があるのだ。そんなことを信じる理由などありません。 「2人の兄弟がけんかをして、仲直りしたとしても、そこで働いた愛の力は多くの人に気付かれない(746)」と述べた後、「家族に関して真実であることは、国に関しても真実である」というふうにガンディーは話を一般化します。 つまり、「国の中でも、愛の力は確かに存在し、実際に働いている。ただ、人々が平和に暮らしている事実は特に注意を引くことはない。しかし、反対に争い事が起こると、それが大規模で激しいものであるほど多くの人々に注目され、報道や記録の対象になる」と彼は指摘するのです。 たとえ家族の中での争いが悲惨な事件を引き起こしたとしても、そのような事例が頻繁に見聞されたとしても、だからと言ってすべての家族が敵対しあっているということはない。それが明らかなように、国の中での対立や抗争がいくらあったとしても、その国の中に平和的な人間関係が一切存在しないということでは決してないのだ。恐らくこのように言いたいのでしょう。 さらに、ガンディーは・・・ |