（６０２）
＜編集長＞
　インドの文明が最善のものであることは疑いありません。
　しかし、どんな文明にも試練は与えられるものです。そういった試練を乗り越えなければ、決して永続的な文明にはなりえないのです。


　
　「インドの文明は最善だとあなたは言っているが、それならどうして最善の文明を持ったインドが、それより劣った国に支配されるのか？」という若い読者の質問（６０１）に対するガンディーの回答です。
　「インド文明は世界で最も優れたものである」という彼の確信はまったく揺らぐことがありません。しかし、当時のインドがイギリスによる植民地支配の下に置かれていたのも事実です。そのことを一体彼はどのように認識しているのかと言うと、「これは、インドが与えられている試練である」というのが彼の考えなのです。
　（５５４）で指摘されていたように、どんな文明にも危機は訪れます。しかし、そのような危機に直面してあっけなく瓦解し、消滅してしまう文明もあれば、それを乗り越えてずっと後世まで命脈を保つ文明もあります。そのような試練を乗り越えて自らの文明を保持し続けてきたことこそがインドの偉大さなのだとガンディーは言いたいのでしょうね。
　そして、続けて彼は・・・

　２日の第５５回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告の続きです。
　
●「共和制」とは何か？
●共和国って、あるよね。
●中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、ドイツ連邦共和国。
●その他、フランス・アメリカ合衆国・ロシアも共和国。
●でも、日本は共和国じゃない。イギリスも共和国じゃない。

　そして・・・

　　　　　　　　　　（つづく）

　９月１日の定例学問会の報告の最終回です。
　
●好きな人をターゲットにしたツアー。
●上りはドサンコ、下りはカヌーとか。
●ドサンコで峠越えとか。
●ドサンコは、草取りもしてくれる。
●ヒツジも、いいかもね。


　「下川わわわ大学」の１０月定例学問会は明日、１０月６日です。