国民会議も、弁護士なしではやっていけない。 [2019年05月25日(Sat)]
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それから、その、あなたが大いに称賛していた国民会議だって、弁護士たちの貢献がなければ組織を維持することも活動を継続することもできないのではありませんか? ガンディーの弁護士批判に対する若い読者の反論の続きです。 確かに、国民会議の歴史的意義をガンディーはとても高く評価していました。(第2章の(58)など) これに対して、急進的な若者は穏健的な国民会議に対してかなり不満を持っていたのです。それが、ここでは国民会議を肯定的に評価し、その国民会議の中で弁護士が大きな役割を果たしていることをガンディーへの反論の根拠にしています。対話の中で、若者の考えも変化したのでしょうか。 そうだとすれば、「あなたのお話を聞いて、ぼくも国民会議の意義を見直したのですよ。それなのに、その国民会議の中で重要な地位を占めている弁護士をそんなに悪く言うとは一体どういうことなのですか?」というような気持ちだったのかもしれませんね。 さらに、若い読者のガンディーへの抗議は続きます。 ・・・ |