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第41回教育学ゼミの報告(1)忙しさと仕事 [2017年11月24日(Fri)]
報告が遅くなってしまいましたが一昨日、教育学ゼミを開催しました。
薪ストーブを囲んでコーヒーを飲みながら、主に、テストや提出物に追われる子供たちについて話しました。

●勉強を嫌いにさせたらダメ。
▼…という気がする。
▼今の中学生が大人になったら?
ーその時の社会はどうなっている?
ー言われたことをこなし、追われる大人になる?
▼「提出物が多すぎて、やりたい勉強ができない」

●テクノロジーの発達と忙しさ。
▼メール、携帯、テレビ電話、クラウドなどの発達。
▼かえって非効率だと思うけれど…。
ー入力、検索の時間が余計にかかる。
ー脳内で記憶を検索できなくなっている?
▼便利な面もあるし、使いたい人が使えば良い。
ー口頭で確認するよりメールの方が記録に残しやすい、とか。

●「忙しい」と「仕事している」は違う。
▼物理でいう「仕事」は、物体が動いた距離が関係する。
ー物が動かなければ、仕事をしていないことになる。
ー結果がすべて、みたいな感じ?
▼忙しいと、仕事の結果を振り返る余力がない。
ー自分の仕事の意味を考えられなくなってしまうのでは?
ー業務上のやり取りを脳内で把握できないくらいだから…。
ーコンピュータ上の記録を把握と言って良いのか?

(つづく)
第40回教育学ゼミの報告(3)学校は幸せな場所? [2017年11月22日(Wed)]
10月11日の教育学ゼミの報告の続きです。

●大人の多くも学校が嫌いだったのか?
▼それで大人も勉強が嫌いになって、子供も…。
▼おじいちゃんが引退後にドリルをやっていた。
ーとっても楽しそうだった。
▼大人、特に高齢者は2極化している気がする。
ー時間ができてから学びの楽しさを味わう人たち。
ー一方で、パチンコ、テレビなどにはまる人たち。
ーそのどちらを引き出すのかが教育。

●幸せを引き出すために、何をするか?
▼というか、何をしないか。何を辞めるか。
ー聞いてないんだったら授業辞める?
▼教育と選挙。民主的な学校にする。
ー本当に民主的な生徒会活動。

(終わり。第41回は今日これから開催します)
第40回教育学ゼミの報告(2)幸せな学び [2017年11月21日(Tue)]
10月11日の教育学ゼミの報告の続きです。

●自発的な「学び」のためには?
▼子供だけじゃない。大人も。
ーというか、大人こそ。
▼時間があれば、ほっといても学ぶのでは。
ー時間と、あとはお金も?
ー暇で暇でしょうがない時に、何をするか?
ーただカルチャー講座を開けば良いのではない。
ー行政が時間を提供するのは難しいから、お金を補助?
▼本当は仕事にも学びが必要。

●下川でできそうなことは?
▼学校が午前中のみで終わるまち!
ー国家にとらわれない。
▼幸せ日本一とは…。
ー幸せについては古今東西で考えられてきた。
ー結果的に「足るを知る」という結論が多い。
ーお金が必要、という思い込み。
ー子供ができたらお金が必要?
ー消費者として賢くなる。

(つづく)
第40回教育学ゼミの報告(1)教育と政治 [2017年10月11日(Wed)]
今日は第40回教育学ゼミを開催しました。
もう昼間から薪ストーブを焚く時期になり、今日のコーヒーとお茶は、太陽光ではなくストーブの熱で沸かしたお湯で準備しました。

●政治家の「教育に力を入れます!」
▼いろいろと整理されていない。
ー教育の何に力を入れるのか。
ー対象は?子供だけ?大人も?
▼そもそも教育とは何か。
―どこまで意図的、組織的に取り組めるのか。

●幸せ日本一を目指す下川町では?
▼アンケートの項目にも教育があった。
▼「これからは教育だ!」ってよく聞くよね。
▼行政ができることとは何なのか。
ーあれもこれもやるのが良いわけではなくて…。
ー学びは自発的なものだから…。

(つづく)
第39回教育学ゼミの報告(3)人に従わない・自分で決める [2017年10月10日(Tue)]
8月21日の教育学ゼミの報告の続きです。

●「やらなきゃいけない」について。
▼いろいろ種類がある。
ー社会的にやらなきゃ/人間としてやらなきゃ。
ー自分で決めてやらなきゃ/人から言われてやらなきゃ。
ー2次元4パターンに分けられる?
▼「法律だから」という大人。
ー法律だからやらなきゃいけない、やってはいけない?
▼この世に絶対的なことは何もない。
ー教科書に書いてあることも、ただの一説。
ー方程式の「解なし」。必要十分条件。
―学問では「絶対にこうだ」というのは考えない。
▼ガンジーの 〜ねばならない論。
▼〜ねばならない から解放されたい人々。
▼〜ねばならない の文法。二重否定?
ー英語ではmustの1単語。あとhave to。

●異質、わがままとみなされる人々。
▼メール返信をしないOさん。
ー返信しなければならないの?
▼みんな生きやすくなろうとして自分を苦しめている?
▼本当の良心、本心は他人のためにしかならない?
▼人として抑圧されるか反発されるか…。
ー人は自分を社会的な存在としてしか認識できない。
ー第三の道を追求した結果が民主主義?

(終わり。第40回は明日11日に開催します)
第39回教育学ゼミの報告(2)学校が嫌いだった [2017年10月09日(Mon)]
8月21日の教育学ゼミの報告の続きです。

●学校が嫌、授業が嫌。
▼そう思うのは自然なこと。私もそうだった。
ーずっと座っているのが嫌だった。
ー指示されてその通りに動くのが嫌だった。
ーだから反発し、さぼっていた。ずる休みも。
▼嫌だというのが不利になる点もある。
ーその子の将来にとって。
▼嫌だ嫌だと言いながら従うのは害がありそう?
ー学校に行かないと潔く決めるならそれで良い。
ー行くのであれば楽しんでほしい。
ー授業が分かれば少しは楽しいよね。

●「大人には従うべき」と思っているのかな。
▼「○○をやらなきゃ」という発言が多い。
ーやらなきゃいけない理由は、何なのか。

(つづく)
第39回教育学ゼミの報告(1)勉強よりも大切なこと? [2017年08月21日(Mon)]
今日は久しぶりに教育学ゼミを開催しました。
お菓子をつまんで情報交換をした後、
主に、教える仕事をしている時の自分の行動や発言を顧みながら語り合う展開になりました。

●最近気になっていること。
▼テストで見直しをしない(できない?)現象。
▼言葉で伝わらないもどかしさ。
ー伝わらない時はパターンを変える。
ー相手にとって苦痛?相手が大人だったらどうする?
ー相手の気持ちを解いてから指導したいが…。
▼逆に、感情をぶつけられた場合の対応。
ー受け止めたいが、勉強のための時間を割くのは避けたい。
ーその境界線をどう引くか。
▼教えることと主体性を尊重することのバランス。
▼大人の視線を気にする子供への対応。
ーこちらが大人だというだけで恐れられているような…。
ー別に怒らないのに。どう接するのがベストか。
ー間違いを指摘されることに敏感になっている。

●まず、境界線問題を考えてみよう。
▼複数人で勉強している場で1人が感情を発散したい場合。
ー1人のために他の子供の時間を奪うのは良くない。
ー他の子供は勉強したくて集まっているのだから。
ーでも、たまに時間を取るケースがあっても良いのでは。
ー勉強よりも大切なことがあるのでは。
ー同じ場にいる人の感情に寄り添う時間。
▼子供と1対1で向き合っている場合。
ー勉強だけが本人のためになるとは限らない。
ー本人の将来のために今、どんな手助けができるのか。
ー不安定な精神状態で勉強しても内容が頭に入らない。

(つづく)
第38回教育学ゼミの報告(3)疑問を持ち続けるために [2017年08月21日(Mon)]
5月25日の教育学ゼミの報告の続きです。

●子供は「上」から指示されることに耐えている?
▼自分だったら、すごく嫌だ。
▼みんな、我慢しているのだろうか。
ーそうすると将来は、下に命令するようになる?
▼疑問を持つ心の動き自体を押さえつけている?

●では今の子供が反抗したら何が起こるのだろう。
▼仲間はずれにされる?白い目で見られる?
ー子供同士で圧力をかけあっている様子もある。

●自立してもらうことが教育なのでは…。
▼押し付けることも押し付けられることもなく。
▼子供の意見表明権。
▼やはり大人が一定のノルマを課すことはできない。
ー「〜しなさい」には責任が伴う。
ー責任とは何か。難しいからモニタリングしない。
▼子供から投げかけられる疑問を大切にしたい。

(終わり。第39回は今日これから開催します)
第38回教育学ゼミの報告(2)根拠を考えること [2017年08月20日(Sun)]
5月25日の教育学ゼミの報告の続きです。
間が空いてしまいました…。
しばらくお休みしていた教育学ゼミですが、まもなく再開予定です。

●大人は計算問題を「やりなさい」と言う。
▼「あなたの幸せのためだから」。
ー客観的な根拠はない。主観的な意見。
ーそうすると、主観と主観はぶつかるから…。
ー教育で「100%これが正しい!」というのはあり得ない。
▼どうしても力関係が固定されてしまうという側面。
ー大人と子供、教える側と学ぶ側。
▼では、子供にやりたいことだけやらせれば良いのか?
ーゲーム、スマホ、テレビ。
ーそういうのは本来の欲求ではないのでは。
ーその子の本心を応援するということはできる。

●根拠を考える機会を奪う教育。
▼「なぜやるのか」という疑問をスルーする子供。
ーなんとなく周囲に合わせて、やってしまう。
▼国のための人材を育てるのであれば、それが自然。
ー近代の学校の始まりは、そうだった。
ー人には上下がある、とか。
ー上には従うべきだ、とか。
▼でも戦後、教育は変わったはず!
ー疑問を感じない人による民主主義はナンセンス。

(つづく)

第38回教育学ゼミの報告(1)計算練習の意義 [2017年05月27日(Sat)]
一昨日25日に第38回教育学ゼミを開催しました。
夏至まで1か月を切り、しかもお天気も良かったので、
ぜいたくに太陽光発電でお湯を沸かして1人2杯ずつお茶を飲んでも、電気が足りなくなることはありませんでした!

●「なぜ計算練習を延々とやらなきゃいけないの?」
▼小学3年生の疑問。
ーその疑問が出てくるところがすごい。大切。
▼一般的に考えられる回答は…
ーやり方を身に付けるため。漢字書き取りと一緒。
ー最初は練習が必要。
ー千本ノック的な。習慣化を目指している。
▼自分が勉強する時に置きかえると…
ーやり方が身に付いたかどうか、確認のために演習をする。
ーだから延々とはやらない。やり方が分かったら終わり。

(つづく)
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