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男女平等の普通選挙。 [2021年05月13日(Thu)]
(7)
 スワラージという名に値すると私が考えるインド政府とは、以下のようなものです。
 その政府は、国民の同意によって設立されたものでなければなりません。その場合の国民の意思は、可能な限り多数の人々の意見を聞くことによって確かめられなければなりません。
 その対象は、男性女性に関わらず、すべての成人です。また、ここで生まれ育った人も、現在ここに居住している人も、同じように含まれます。肉体労働によって国家の事業に貢献している人、そして自ら労を厭わずに選挙人名簿への登録を行った人、これらの人々には選挙権が与えられるべきです。
 ・・・


 「たとえどんなに悪い結果になったとしても、国民による自治は必ずなされなければなりません(6)」とガンディーは言いました。つまり、いかなる理由であっても外国人による統治を正当化することはできず、いかなる国であっても、その国民による政府が樹立され、その国民自身による政治が行われなければならないということです。
 しかし、「インドの国を統治するのがインド人であれば良い」という考えもガンディーはきっぱりと否定しています。(例えば、「ヒンド=スワラージ(インドの自治)」(651)などを参照してください)
 そして、ここではさらに進んで、男女平等、しかも外国人居住者も含めた普通選挙をはっきりと彼は主張しています。すなわち、ガンディーの考える「自治」とは、外国に対しては断固とした民族主義の主張であると同時に、国内においては徹底した民主主義の実現を強く求めるものだったのです。これは、中国の辛亥革命を指導した孫文の「三民主義」(民族の独立(民族主義)・民権の伸張(民権主義)・民生の安定(民生主義)の三原則)と非常に近いのではないかと思います。
 そして、さらに・・・
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