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イギリス人を敵として戦うのではなくて・・・。 [2021年04月06日(Tue)]
(1141)
4.我々が望むことは是非とも実現されるべきです。それは、イギリス人への反発からではありません。彼らへの報復としてでもありません。そうすることが、我々の義務であるからです。
 


 「ヒンド=スワラージ(インドの自治)」の最後のまとめの四番目は、「自治を求める運動は、イギリスに対する戦いではない」ということです。
 ご承知のように、当時のインドはイギリスによる植民地支配を受けていました。だから、ナショナリズムに目覚めた多くのインド人が祖国の独立と民族の自治を強く求めていたのです。それは、ガンディーも同じです。
 しかし、「インドの自治はイギリス人に対する闘争に勝利することによって実現される」という考えを彼は否定します。そうではなくて、「インドが支配されている本質的な原因はインド人自身の中にあり、その自治の実現はインド人が自らの問題を克服できるかどうかにかかっている」と言うのです。(1125)
 そしてまた、「それは、我々の義務である」とも述べています。多くの人は、「民族の自治は当然の権利だ。だから、我々は自分たちの権利の回復を要求し、その要求が聞き入れられなければ、実力でその権利を勝ち取るのだ」というふうに考えるでしょう。
 もちろん、ガンディーもそれが権利であることは否定していないと思います。ただ、「権利を求める闘争」によっては本当に価値ある権利は実現しないと言いたいのではないでしょうか。(698)これは、「人間の義務について」という本を書いたイタリアのマッツィーニに非常に近い考えであると言えると思います。
 それから・・・
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