• もっと見る
«3月定例学問会の報告(6)人新世の資本論。 | Main | 今週の予定»
本当は、こうすべきなんだけど、でも、多くの人がまだそうしていないから・・・。 [2021年03月28日(Sun)]
(1132)
19.ほかの人々と同じように、彼には次のことも分かっています。
 「みんながそうするようになったら、自分も一緒に始めることにしよう」
 そんな言い訳は、怠け者のすることです。



 「愛と魂の力を用いるための条件」の十九番目です。
 (1128)で「言葉よりも行動が大事だ」と言っていたように、ガンディーは実践を非常に重視しています。それは、考えてみれば当然でしょう。ただ思っているだけで行動しなければ、世の中を変える力はどこからも生まれて来ないからです。
 とは言っても、このように考える人も多いかもしれません。「でも、自分一人が行動したって社会に与える影響は無に等しいではないか。だから、自分と同じように考える人々が多数派になったら、それを実践することにしよう」。
 しかし、「それは、怠け者の言い訳だ」とガンディーは痛烈に批判するのです。
 「もし世界が変化することを望むならば、そのような変化をあなた自身が体現しなさい。(You must be the change you want to see in the world.)」
 「しかし、私が変化したってそれ以外の人たちが変化しなかったら・・・」と反論したい人もいるでしょう。
 これに対しては、
 「あなたが何をしたとしても、重大な影響はほとんど与えられないかもしれない。それでも、あなたはそうしなければならない。世界を変えるためではなく、世界によって自分自身を変えられてしまわないために。(Almost anything you do will be insignificant, but you must do it. We do these things not to change the world, but so that the world will not change us.)」
 という言葉が彼の語った名言として伝えられています。
 さらに、続けてガンディーは・・・
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント