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支配を受けている側の問題。 [2021年03月21日(Sun)]
(1125)
12.ほかのすべてのインド人と同じように、彼は次のことも認識しているでしょう。
 イギリス人を責めても問題は少しも解決しません。なぜなら、彼らがインドに来たのは我々自身がその原因を作ったからだし、彼らが今もここに留まっていられる理由もまったく同様なのですから。



 「愛と魂の力を用いるための条件」の十二番目は、前回、「今は、悔い改めの時である」と述べていたことの続きです。
 インドがイギリスの支配下に置かれている本質的な原因は、イギリスの軍事力の強大さではなく、インド人自身がイギリスの文明や商業を好み、彼らをこの国に引き入れ、さらに引き留めていることである。だから、イギリス人を責めても仕方がないと彼は言うのです。
 インドが自由を失っている本質的な原因は支配者であるイギリスにあるのではなく、インド人自身の中にあるとガンディーは考えています。だから、いくらイギリス人を非難しても、イギリスに要求しても、仮に、イギリス人をインドから追い出したとしても、自分たちが心から悔い改めて内なる問題を改善しない限りはインドの自治や解放は決して実現しないと言うのです。
 このことは、(247)でたとえを用いて語られていましたね。
 それから、さらにガンディーは・・・
 
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