CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
«第117回「小・中学生の疑問に答えないけど一緒に考えるゼミ」の報告(3) | Main | 第191回楽しく学ぶ歴史ゼミの報告(3)後晋と契丹。»
国の統治者は、民衆に奉仕する者。 [2021年01月19日(Tue)]
(1066)
 あなたがたがインドに留まって支配者であり続けるとしても、あなたがたは民衆の奉仕者としての役割を果たさなくてはなりません。
 


 当時インドを支配していたイギリス人に対するガンディーのメッセージの続きです。
 「あなたがたがインドに留まることに私は反対しない(1065)」と言った後、彼はこう付け加えます。
 つまり、「イギリス人はインドの支配者としてこの国に留まってもよい。ただし、民衆の奉仕者としての役割を果たさなければならない」と言うのです。
 これは、奇妙な言葉に聞こえるかもしれません。通常、支配者と奉仕者は同一の役割を果たす者だとは考えられないからです。むしろ、「支配者とは、民衆を自らに奉仕させる者」という理解の方が一般的なのではないでしょうか? しかしガンディーは、これとは正反対のことを述べています。
 けれども、これは必ずしも特殊な理解とは言えません。支配者(統治者)を公共的な業務に携わる者と考えれば、「公務員はすべて国民全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない(日本国憲法15条2項)」というような考え方もできるからです。
 また、封建社会においてもこのような考え方は存在していました。江戸時代の米沢藩主、上杉鷹山は、次のような言葉を後継者に遺しています。「国家人民の為に立たる君にして、君の為に立たる国家人民には無之候(国家人民のために立てられた君主なのであり、君主のために立てられた国家人民ではない)。
 さらに、ガンディーは・・・
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント