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私たちの国の最高の思想は、英語によって表現されている。 [2020年09月21日(Mon)]
(948)
 私たちインド人の中で最高の思想がどんな言葉によって表現されているのかと言うと、それは英語なのです。


 
 「我々は、互いに間違いだらけの英語で手紙をやり取りしている(947)」、つまり、インドの知識人たちが主に使用する言語が英語になってしまっているという話の続きです。
 「インド人の中で最高の思想が英語で表現されている」と言っていますが、この本(『Indian Home Rule』インドの自治)もその一つです。初めはグジャラート語で書かれたのですが、後にガンディー自らが英訳して再出版したそうです。
 そして、詩人で思想家のラビーンドラナート=タゴールも、ベンガル語で書いた作品を自ら英訳しているようです。
 このように、インドの偉大な思想家や文学者が英語を用いていたのは確かです。それによって彼らの著作が広く世界中で読まれるようになったのも否定できない事実です。(タゴールは、自ら英訳した詩集によってノーベル文学賞を受けています)
 しかし、決してそれはインドにとって喜ばしいことでも誇るべきことでもないとガンディーは言うのです。
 さらに・・・
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