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道徳をわきまえていること。 [2020年08月16日(Sun)]
(912)
 自分の父母に対して、妻に対して、子どもたちに対して、そして村の隣人たちに対して、どのように振る舞えばよいか十分に心得ています。
 彼は道徳的に何をなすべきであり、また何をしてはならないかをきちんとわきまえています。そして、その掟をしっかり守っています。


 
 「貧しい農民は毎日真面目に働いて、その糧を得ている。彼は、多くのほかの農民と同じ程度に世の中を知っている(911)」と述べた後、ガンディーはさらにこう続けます。
 つまり、人間が生きていく上で必要なことは、「職業に必要な知識や技術」「共同体の仲間と共有すべき常識や価値観」、そして、道徳性だということでしょう。
 ガンディーが道徳を非常に重視しているということは、これまでも再三表明されていました。((559)など)
 しかし、もちろん彼の主張は学校教育で道徳を教えるべきだということではありません。国家や教師によって教えられる教育によってではなく、共同社会の中での日々の暮らしの経験を積み重ねることによってこそ、真の道徳性は培われるのだと彼は考えているのではないでしょうか?
 そして・・・
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