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あなたは、2つのうち1つを選ばなければならない。 [2020年03月05日(Thu)]
(753)
 あなたが選択できる対処法は2つしかありません。
 すなわち、子どもが炎の中で焼かれてしまわないように彼を殺すか、あるいは自分の目の前で子どもが焼かれるのは見るに忍びないので自分自身の命を捧げるかです。



 「火の中に足を突っ込もうとしている子どもがいたら、そして、その子どもが力ずくでは抑えられないほど強かったとしたら・・・」という話(752)の続きです。
 その場合、子どもが火の中に足を突っ込むことを阻止する方策は2つしかないとガンディーは言います。
 1番目は、「その子どもを殺す」というものです。確かにそれはそうですが、これはまったく検討に値しない選択肢です。子どもを助けるのが目的なのに、彼を殺してしまうのでは意味がないからです。
 そして2番目の対処法は、「自分の命を捧げる」ということだそうです。いかにもガンディーらしい極端な意見です。これは、子どもを救うために恐らく効果のある方法ではあると思います。目の前で誰かが火に入って焼かれれば、どんな子どもでもきっとびっくりしてそれまでの自分の行動をやめてしまうでしょう。
 それから、続けてガンディーは・・・
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