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愛と慈悲の力は武器の力よりも遥かに勝っている。 [2020年02月19日(Wed)]
(738)
 そしてまた、たとえすべてとは言えないにしても、少なくとも大抵の場合においては愛と慈悲の力は武器の力よりも遥かに勝っているということが確かに言えるでしょう。
 暴力の行使にはどうしても弊害が伴いますが、慈悲の力には有益な働きだけがあって決してそこから害は生まれないのです。



 「正しい結果を生み出しうるのは正しい手段を用いた場合だけだ(737)」と言った後、ガンディーはさらにこう続けます。
 ここで「正しい手段」と述べられているのは、「愛と慈悲の力」によって相手に働きかけようとすることです。そして、これと反対の「正しくない手段」とは、「敵意や憎しみを背景とした暴力的な力」によって相手を自分の意志に従わせようとすることです。
 ガンディーの主張は、もちろん前者の方が後者よりも勝っているということなのですが、ここでは少し控えめに、あるいは慎重に、「たとえすべてとは言えないにしても、少なくとも大抵の場合においては」と言っています。
 しかし、相手の行動に影響力を及ぼす効果だけを考えるなら暴力の方が直接的で大きな力となることもあるかもしれないが、暴力の行使がもたらすのは決して意図したような効果だけではない。それは、どうしても少なからぬ弊害を生み出してしまう。相手の心に反感や憎悪や敵意や復讐心を与えてしまうかもしれないし、あるいは絶望や委縮や無気力に陥らせてしまうかもしれない。また、仮に表面上は自分の意志に従わせることができたとしても、それは単なる面従腹背に過ぎない。暴力で対抗できない相手は、可能な方法で支配に抵抗したり、支配から逃れようとするだろう。あるいは、自分も暴力的な力を求め、行使しようとするかもしれない。
 そのような弊害は、愛と慈悲の力によった場合はまったく起こらないとガンディーは言うのです。
 そして・・・
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