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その寛大で愛に満ちた心について学ばせてください。 [2020年02月14日(Fri)]
(734)
 しかし、彼は大いに心を動かされました。
 そこで、村人に尋ねてあなたのことを聞き、「どうか、その寛大で愛に満ちた心について学ばせてください」と言ってあなたの所へやって来ました。



 「もしも、自分の家に入った泥棒に対して憐みの気持ちを抱いて寛大に対処するとしたら」というガンディーの仮定の話の続きです。「泥棒のためにドアも窓も開けておき、さらに品物も持って行きやすいようにきれいに並べておいた」ところ、再びやって来た泥棒は今までに経験したことのない奇妙な状況に当惑したものの、結局はやっぱり盗んでいったそうです(733)
 ここは、あのヴィクトル=ユゴーの名作「レ=ミゼラブル(ああ無常)」を思い出させる場面です。そして、この泥棒もジャン=ヴァルジャンと同じように、盗みをした後に非常に激しい心の葛藤に襲われるのです。つまり、良心の呵責です。
 さて、ジャン=ヴァルジャンはすぐに警察に捕まったものの、慈悲深いミリエル司教の計らいによって助けられました。一方、この泥棒は捕まらなかったにもかかわらず、自分から被害者のもとに赴いたそうなのです。それは、単に罪を告白して謝罪するだけでなく、「寛大で愛に満ちた心について」学ばせてほしいと懇願するためでした。
 つまり、泥棒を常習とする悪人であっても、やっぱり愛を渇仰する気持ちは持っているということでしょう。
 そして・・・
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