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罪を憎んで人を憎まず。 [2020年02月09日(Sun)]
(729)
 あなたは、この泥棒に対して次のように思うかもしれません。「ああ、彼もまた、自分の兄弟なのだ。ただ、無知のために悪事を働いてしまっているだけなのだ。いずれ良い機会が与えられたら、彼を改心させることにしよう」。



 「もしも、ある泥棒があなたの財産を盗み、あなたが怒って彼に制裁を加えようとしたら・・・」という仮定から、最後には戦争が始まってしまうという結論をガンディーは導きました(725)
 では、ほかの可能性はなかったのかと言いますと、「ある」とガンディーは言います。それは、もしも一番最初の対応が違っていたら、もっと言えば、対応以前の、「もしも、そのことに対する精神的な反応が異なっていたら?」ということなのです。
 つまり、泥棒に対して「怒りの感情を抱く」代わりに、「哀れに思う」とすれば、当然その直後の対応の仕方も変わってくるだろうし、それ以降の事態の推移もかなり違ったものになると彼は言うのです。
 すなわち・・・
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