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お勉強 (05/11)
手段と目的は無関係ではない。 [2019年12月29日(Sun)]
(687)
 手段と目的は独立した別個の問題であるとあなたは信じているようですが、それは大きな間違いです。
 信仰心が篤いと思われる人でありながら重大な犯罪に手を染めてしまうという事例が世の中にはたくさんあります。それは、このような誤った考え方が原因なのです。



 「暴力に訴えてでも、インドはイギリスからの独立を勝ち取るべきだ」と主張する若い読者に対するガンディー(編集長)の反論の続きです。
 若者は、「正しい目的を追求するためには、どんな手段を用いても是とされるべきだ(678)」と考えているのですが、「それは大きな間違いだ」とガンディーは断言します。
 確かに、人間に悪事を起こさせる動機付けは決して単なる欲望だけでなく、この「良い目的のためだから」というのも有力なものの一つだと思います。例えば、「良いことをするためにお金が必要だ。そのお金を手に入れる手段の是非は問題にはならない。なぜなら、それは良い目的のために使われるのだから」とか、「自分たちの政治的要求を実現するためには選挙で勝たなくてはいけない。だから、手段を選ばずに勝つためには何でもやろう」とか、「あの人はとても悪い人だ。だから、あの人を懲らしめるためには何をやってもいいんだ」とか、いろいろな例が挙げられると思います。
 その最悪の典型例の一つが、宗教戦争であったり、魔女狩りなどの宗教的な異端者迫害であったりするのかもしれません。だから、「信仰心が篤いと思われる人でありながら重大な犯罪に手を染めてしまうという事例がある」という指摘をガンディーはしているのでしょう。もちろん、「だから、宗教というのは有害なのだ」と言っているのではありません。そうではなくて、「手段と目的を別個の問題と考えるのは重大な誤りだ」ということなのです。
 そして、さらに・・・
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