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ちょうど、子どもが母親の胸にしがみついて決して離れようとしないのと同じように・・・。 [2019年09月29日(Sun)]
(596)
 そのように理解し、また確信すれば、古いインドの文明に固執するのはインドを愛するすべての人間にとって当然のことです。
 それはちょうど、子どもが母親の胸にしがみついて決して離れようとしないのと同じことなのです。



 「インドの文明にも多くの欠点が存在しているが、それは人間の道徳的性質を高めようとするものであり、大いに弊害をもたらすヨーロッパの文明とはまったく違う」ということを主張(595)した後、ガンディーは上のように述べます。
 だから、たとえ「変化をなかなか受け入れない」という非難を浴びたとしても(556)、インド人はやはり古いインドの文明に固執すべきなのだと彼は言うのです。
 これで、「真の文明とは何か?」についてのガンディーの話は終わりです。果たして、若い読者は納得してくれたのでしょうか?
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