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医者という仕事は人間にとって害になる仕事です。 [2019年07月29日(Mon)]
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 医者という仕事を通じて真の意味での人類への奉仕をすることはできません。むしろ、それは人間にとって害になる仕事です。
 そのことを何とかして伝えようと私は努力しているのです。



 かつては「国のために医者になろうと志していた時もあった」522ガンディーですが、その後、医者に対する彼の評価はまさに180度の大転換を遂げたようです。
 もちろん、人間の命を救い、より多くの人々が健康に生きられるようにすることの意義は彼も認めていると思います。だからこそ、「人類への奉仕」という言葉がここで出て来るのでしょう。
 恐らく、ガンディーは「人命を救う」「人が健康に生きる」ということの意義を否定しているのではなくて、「今の医療がやっていることはあまりにも皮相的だ。単に病気を治療することだけを追求して、人間存在の本質を見失っている」と言いたいのではないでしょうか? つまり、「病気を見て人を見ない」「病気を治して人を生かさない」医療の在り方を批判しているのだと思います。
 そして・・・
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