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医者の仕事は、身体の世話をすることである。 [2019年07月13日(Sat)]
(526)
 では、詳しく検討してみることにしましょう。
 医者というのは、つまり身体の世話をする商売です。あるいは、より正確に言うならば、そう述べることさえ適切ではありません。



 医者についてのガンディーの話の続きです。「医者たちのお蔭で、私たちはほとんど錯乱状態に陥っている(525)」といきなり言い出した彼でしたが、やはり、その発言の趣旨説明は後からなされるのです。
 お医者さんと言えば、多くの人は「病気や怪我をした時に治療してもらう人」と認識しているような気がします。あるいは、「予防とかリハビリとか保健指導とかにも携わっているんじゃないかなあ」と思う人もいるかもしれません。いずれにしても、「身体の世話をする」仕事と言えば、まあ、当たらずといえども遠からずという感じで大多数の人はほぼ同意できるのではないでしょうか? ちなみに、日本の「医師法」では、「医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。(第一条)」となっているそうです。
 しかし、ガンディーは「『医者の仕事は身体の世話をすること』という認識は正しくない」と言うのです。
 それでは、一体・・・

      
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