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この新しい考えを消化するには時間がかかります [2018年07月06日(Fri)]
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 あなたのおっしゃったことは、ぼくがこれまでにまったく想像もできなかったような本当に新奇な考えでした。だから、ぼくにとってこれを消化するにはしばらく時間がかかりそうなのです。



 イギリスの議会制民主主義に対するガンディーの厳しい批判を聞いて、若い読者は大混乱に陥ってしまったようです。何しろ、彼はスペンサーやミルの愛読者(127)で、イギリスの近代思想に基づいて政治のあり方を考えていたようなのです。
 実はこの若者は熱心な民族主義者で、イギリスに対しては非常に強い反感を示していたのです。今まではどちらかと言うと彼がイギリスを攻撃し、ガンディーがイギリスを擁護しているようなやり取りが多かったのです。しかし、この章では2人の関係が逆転しています。
 そうなのです。ガンディーは決して穏健派なんかではなかったのです。
 そして、若者は・・・
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