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「ヒンド・スワラージ(インドの自治)」について [2018年01月23日(Tue)]
 その本こそ、ガンディーの代表作の一つである「ヒンド・スワラージ」です。1909年、ガンディー40歳の時の著作です。1910年にインドで刊行されて、多くの人々に関心を持って読まれたそうです。しかし、ベンガル分割令の後に民族運動が激化していた時期だったからか、この本はすぐに発禁処分とされました。
 次にガンディーは、初めにグジャラート語で書いた著書を自ら英訳して『Indian Home Rule』(インドの自治)として再出版したのだそうです。それによって、世界各国の人々に読まれるようになりました。1924年には、アメリカで初の海外版も出版されたそうです。

 ガンディーがインドに帰国して活動を開始するのは第一次世界大戦勃発直後の1915年ですから、これはより以前の著書です。しかし、彼の思想の基本は既にこの中に記述されているのです。
 1938年に改定新版が出されていますが、変わったのは語句の訂正のみで内容については一切加筆も削除もされていないのだそうです。

 というわけで、この「ヒンド・スワラージ」を、「下川わわわ大学」ガンディー研究ゼミのテキストにしようと思います。

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