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お勉強 (05/11)
馬鹿たちには何のことやら一向わかりません [2017年11月18日(Sat)]
(313)
 馬鹿たちには何のことやら一向わかりません。しばらくはみんな紳士を眺めていたのですが、やがて、それぞれ自分の仕事をしに、ちりぢりに別れて行きました。



 イワンの国の人たちは、イワン王と共に「馬鹿」と呼ばれています。立派な紳士(その正体は老悪魔)が「頭を使って働く方法」を必死に説いているのですが、彼らにはそれが全然理解できなかったそうです。
 それは、彼らの理解力が足りなかったからなのでしょうか? 老悪魔はきっと、そう思ったことでしょうね。「これだけ言っているのに、どうして分からないんだ! 理性的に考えれば、頭で働く方が体を使って働くより有利なことは明らかじゃないか。こんな当然のことを理解できないなんて、一体どれだけ知能に欠けているのだ!?」なんて思ったのではないでしょうか?
 しかし、果たして本当にそうなのでしょうか? イワンの国には、お金というものが存在しないのです。彼らにとって、生きるために必要なのはお金ではなく、食べ物、着る物、住む家、それに道具などです。それらは、言うまでもなく肉体労働によって生産されるものです。
 「でも、いろいろな楽しみはどうするのだ、自動車は、テレビは、スマホは? 遊園地に行ったり、映画を観に行ったりはしないのか?」と思う人もいるかもしれません。もちろん、イワンの国の人たちにも楽しみはあります。例えば、(118)ではイワンも収穫の済んだ後に自分でビールを醸して酒盛りを楽しんでいましたね。自分でお酒を作り、恐らく招かれた人たちが料理などを持って来るのでしょうから、お金なんて必要ないのです。
 それで、彼らはちっとも不満を感じていないのです。だから、紳士の話を聞いてもまったく心が動かなかったのでしょうね。しかも、彼らの仕事は自然相手ですから、やるべき時にやるべきことをやらないと大変です。
 そういうわけで、「よく分からない話を聞いているヒマはない。帰って仕事をしなくちゃ」と彼らが思うのも当然だったのではないでしょうか?
 さて、老悪魔は・・・
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