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砂は、流れながらみずみずしい葉や蔓のような姿になった。 [2016年06月01日(Wed)]
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 無数の小さな砂の流れが重なり、互いに絡み合っていた。その形は一般的な流動体の法則に従っているようにも見えたが、植物体の法則に従っているようにも思われた。まるで、これらの合いの子のようである。
 砂は、流れながらみずみずしい葉や蔓のような姿になった。あるいは、柔らかい小枝が1フィート以上もの高さに積み上げられているようにも見えた。



 土手の斜面を流れる砂の話はまだまだ続きます。物が流れ落ちる時の形状は、ある程度一般性があるような気もします。しかしソローは、それだけでなく、砂の流れが植物体の法則にも従っていると言うのです。確かに、植物の枝がしなやかなカーブを描きながら広がっていく様子は水の流れとよく似ているようにも思えますね。それにしても、「砂の流れは流動体と植物体の合いの子だ」という表現はソローらしくてとても面白いですね。
 さらに、彼のイマジネーションは膨らんで行きます。・・・
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