それが透明であればあるほど、水や氷は鮮やかな青色になるのである。 [2016年04月23日(Sat)]
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ぼくは、ウォールデン池の一部が水の状態の時は緑だったのに凍結すると同じ場所から見ても青く見えることがあるのに気付いた。 冬のある日に、近くの窪地に緑がかった水がたまっていることがある。その色は、ウォールデンの水といくらか似ている。しかし、それも翌日には凍って青色に変わっているのである。 多分、水や氷が青色に見えるのは光とその中に含まれる空気のためだろう。それが透明であればあるほど、水や氷は鮮やかな青色になるのである。 前の部分は「水も氷も近くで見ると緑色だが、遠くからは青く見える」という話でしたが、今度は「同じ場所でも水の状態の時は緑、凍ると青になる」という現象が報告されます。ウォールデン池だけでなく、近辺の水溜りでもそうだったのだそうです。不思議ですね。 このような水や氷の色の変化について、ソローは「光とその中に含まれる空気」が関係していると言っています。氷の中に空気が入っていると白くなるそうなので、ここに書いてある彼の考えも正しそうに思われます。 |