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ぼくたちは、蛙が棲んでいる池をそこに投げ入れる意気込みだった。 [2015年10月31日(Sat)]
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 はじめ、ぼくたちは蛙が棲んでいる池をそこに投げ入れる意気込みだった。けれども結局は、燃えるままにそれを放置しておくことに決めた。既にかなりの程度消失してしまっていたし、見てみると価値のない建物だったからだ。
 ぼくたちは互いに押し合いながら、手をラッパのような形にして口に当て、各自の意見を述べ合った。あるいは、もっと低い声で、今まで世界が目撃した様々な大火事について語りあった。そのなかにはもちろん、バスコムの店の火事も含まれていた。



 「蛙が棲んでいる池をそこに投げ入れる意気込みだった」というのがどういうことなのかは、不明です。蛙というのは何かのメタファーなのかなとも思いましたが、良く分かりませんでした。なので、ここは直訳しておきます。前の部分で「自分の感覚にとらわれることを拒絶して、理念の世界の中で行動し続けた」と言っているので、多分それくらい夢中で、気宇壮大な気持ちになっていたということなのではないかと思います。
 バスコムの店の火事も分かりませんが、恐らく、その当時コンコードの近くであった火事なのでしょう。
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コメント
池(の水をまるごと)をそのまま投げ込めば 、さすがに火事はすぐに消えるでしょうから、それぐらい消しとめようという気持ちが旺盛だったということではないでしょうか?カエルにそれほど意味はないと思います。こじんまりとした池で十分ということではないでしょうか?カエルが消防士の象徴なんてことはあるのかな?
Posted by: くらげ  at 2015年11月01日(Sun) 07:22