偉大な人々との交わりは、彼らの著作物を通じても可能である。 [2025年05月01日(Thu)]
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さらに、偉大で善良な人々と交わりを持つことは、彼らの著作を通じてでも可能です。 チャイタニヤ、ラーマクリシュナ、トゥルシーダース、カビール、ナーナク、ダードゥ、ツカラム、ティルヴァッルヴァル・・・そのほかにも同じくらい有名で信心深い人物はいますが、あまりにもたくさん過ぎてとてもここには書ききれません。 ・・・ 村の活動についてのガンディーの話の続きです。 これも、「僻地の村には偉大な人物は誰も訪れないので、偉大な人々との交際ができない」という若者の不満(1433)に対する反論です。 チャイタニヤは、15世紀の聖人で、ヴィシュヌ派の指導者のようです。 ラーマクリシュナは、19世紀インドの宗教家です。ガンディーよりも30歳ほど年上ですが、ほぼ同時代の人物です。ヒンドゥー教、イスラム教、さらにキリスト教にも接近し、宗教の違いを超えた普遍的な真理があるという主張をしたようです。その点ではガンディーも同様の見解を示しています。(36)もしかすると、ラーマクリシュナがガンディーに影響を与えていたのかもしれません。 トゥルシーダースは、(766)で出て来ました。 カビールは、15世紀頃のインドの宗教思想家です。この人については、ソローの「森の生活」の中でも言及されていました。 ナーナクは、シーク教の開祖です。(611) ダードゥは、詳細は不明ですが、カビールの影響を受けている人のようです。 ツカラムは、16世紀の詩人です。神の国から迎えが来て生きたまま昇天したという伝説が残っているようです。 ティルヴァッルヴァルは、5〜6世紀の詩人・思想家だそうです。 ガンディーはこのように「偉大な人物」たちの名を列挙し、さらに、「ほかにもたくさんいる」と強調するのです。 そして・・・ |