大きな団体を運営するためには、力によって規律を守らせることになる。 [2024年12月23日(Mon)]
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(1313)
大きなボランティア団体を力によって効率的に運営していこうとするならば、その規律に違反した場合には力による懲罰が加えられる可能性が暗黙のうちに示唆されているのが普通です。 このような団体においては、個人の人格に重きが置かれることはあまり、あるいはまったくありません。重要なのは体格だということになってしまいます。 ・・・ 非暴力のボランティア団体についてのガンディーの話(1312)の続きです。 大きな団体を効率的に運営するためには、その規律を保つための手段として物理的な力を用いなければならないと彼は言っています。実際に力が行使されることは稀であっても、もし規律に違反したら暴力的な力によって身体を拘束されるとか、何らかの苦痛や刑罰を加えられるとか、あるいはそのような規律に従うことを暴力的に強いられるとか、そのような可能性が各メンバーに認識されていれば、敢えてその規律に反した行動をしようとする人はほとんどいなくなるでしょう。 しかし、それでは各自の意思に基づく行動とは言えないので、そもそもボランティアではなくなってしまいますね。 そうなれば、「メンバーの人格は重きを置かれないことになってしまう」とガンディーは言うのです。 そして・・・ |




