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穀物。 [2024年11月13日(Wed)]
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 さて、全乳にしても脱脂乳にしても、ミルクだけでは体の要求を満たすことはできません。
 というわけで、続いて穀物についてお話しすることにしましょう。
 穀物とは、小麦、米、ソルガム、トウジンビエなどのことです。これらは人々の主食となるものです。インドでは、地域によって様々な穀物が主食とされています。
 多くの地域では、2種類以上の穀物が同時に食べられています。例えば、少量の小麦、トウジンビエ、米が食卓に並ぶことがよくあるのです。
 けれども、このように何種類もの穀物を食べることは栄養的に必要ではありません。それは、食べる量の調整を難しくする上に消化にも余計な負担をかけてしまいます。
 穀物は主にデンプンを摂るためのものなので、1度の食事に1種類だけ食べる方が良いのです。
 ・・・
  


 食べ物についてのガンディーの話の続きです。
 最初はタンパク質を含む食品について語られていましたが、タンパク質は体を作る材料となるものです。しかし、生きるためのエネルギー源になるのは主に炭水化物(デンプン)です。
 そこで彼は、デンプンの供給源である穀物を次のテーマに選ぶのです。
 今日、「世界三大穀物」と呼ばれているのは「小麦」「米」「トウモロコシ」です。しかし、ガンディーが例示する穀物の中にトウモロコシは含まれていません。恐らく、トウモロコシはアメリカ大陸原産なのでインドではあまり馴染みがなかったのではないかと思われます。
 その代わりに、「ソルガム」と「トウジンビエ」という2つの穀物の名が挙げられています。
 ソルガムは、アフリカ原産のイネ科の穀物で、世界の5大穀物の一つだそうです。(もう1つは大豆)日本語名は「タカキビ」「モロコシ」とのことです。日本では、牧草・飼料用作物・緑肥として育てられるほか、グルテンフリーの食品としても食べられているようです。
 トウジンビエも、アフリカ原産のイネ科の穀物です。インドではバジュラと呼ばれているそうです。
 というわけで、いろいろな穀物がありますが、育ちやすい環境がそれぞれ違うので地域によってその地域特性に合った穀物があるのです。
 そして・・・
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