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お金よりも、健康の方が大切なのではないか。 [2024年11月09日(Sat)]
(1269)
 さて、乳を搾るために飼われている家畜について言えることは、屠殺されて肉になる動物についてはさらに大きな程度において当てはまります。一般に、飼育されている動物の肉を食べるならば、それが不健康な動物の肉であるという危険を避けられるかどうかはまったく運次第です。
 人々は、自らの健康についてあまり心配していないようです。そういう人々は、西洋医学、アーユルヴェーダ、ユナニ医学の医者などが、自分の安全を守る砦となってくれると思っているのでしょう。
 彼らの主な心配事と関心事は、「どうやったら富と社会的地位を得ることができるか」なのです。だから、ほかのことに関する心配はすべて目から覆い隠されていまうのです。
 そういうわけですから、誰か献身的な科学者が現れて、忍耐強い研究活動の末に肉やミルクの代用品となる植物食を発見しない限り、人間は肉や乳製品を食べ続けるでしょう。
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 食べ物についてのガンディーの話の続きです。
 不健康な家畜の乳の安全性には重大な問題がある(1268)と述べた後、肉に関してはさらに問題は深刻だと彼は断言しています。
 食肉の安全性の問題は、現代においてはガンディーの時代よりもっともっと深刻になっているに違いないと思われますが、あまり気にしている人は多くなさそうですね。
 その点についても、ガンディーは先見の明を示しています。すなわち、それは多くの人々(特に、肉を食べるということは欧米的な文明生活をしている都市住民だと思います)が自らの健康よりも富や社会的地位のことばかりを心配しているからだと言うのです。これは、現代人にもぴったり当てはまる指摘だと思います。
 アーユルヴェーダの医者(vaids)は、(1252)などで、ユナニ医学の医者(ハキーム hakim)は、(1193)などでそれぞれ出て来ましたね。
 
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