（１２６２）
　私は今までずっと純粋な菜食主義の支持者でした。
　しかし、私は自らの経験から学んだのですが、植物食にはミルク及び凝乳、バター、ギーなどの乳製品が含まれなければなりません。
　これは、私の元々の考えからすると非常に重大な変化でした。
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　食べ物についてのガンディーの話の続きです。
　アヒンサーの熱心な信奉者であった彼は、やはり厳格な菜食主義者だったのです。だから、動物の肉はもちろん、ミルクや乳製品も口にしてはいけないという考えを持っていたのです。
　凝乳というのは、ミルクに酸や酵素を加えて豆腐のような固形物にしたものです。チーズの原料になるそうです。
　ギーは、（１１０８）などでも出て来ましたね。
　とは言っても、（１２６０）を読めば分かるように、決してすべての人にそれを強制しようとしていたわけではありません。あくまでも、彼自身は出家者と同じように純粋な菜食主義者でありたいと思っていたということでしょう。
　しかし、その彼が、ある経験からその考えを転換することになったと言うのです。非常に意志の強固な彼の信念を変えさせたというのですから、よほど強烈な経験だったに違いないと思われますが、一体どんなことがあったのでしょうか？
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