天空の話から、毛穴の話へ。 [2024年10月07日(Mon)]
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さて、今度は我々の頭上にある天空から我々の内部にある天空へ、つまり我々自身についての考察に話を移しましょう。 我々の皮膚には非常に多数の毛穴があります。もし仮に、これらの毛穴の中の空間を何かで塞いでしまったら、実に明白な話ですが、我々は死んでしまいます。 ですから、毛穴を塞ぐようなものはすべて規則正しい生命の流れを妨げてしまうのです。 ・・・ 空(アーカーシャ)に関するガンディーの話(1230)の続きです。 今までは、外なる「空」すなわち天空が人間の健康にとって大切なものであるということが述べられていましたが、今度は人間の身体の内なる「空」についてです。精神的な話になるのかと思ったら、そうではなくて物理的な「空」のことでした。彼がまず例に挙げるのは、毛穴です。 毛穴には、皮脂腺という皮脂を分泌する器官が開口しているそうです。皮脂は毛穴から出て角層の表面に広がり、水分の蒸散を防いで肌の潤いを守ります。ただし、皮脂が多過ぎると良くないのは言うまでもありません。だから、「毛穴を塞いではいけない」とガンディーが言うのももっともだと思います・ しかし、人間の体内における「空」は毛穴だけではありません。 それは・・・ |