（１１７７）
　村の中では、次のことに注意すべきです。
　貯水池と井戸を清掃し、常に清潔を保つこと。そして家畜の糞を取り除くこと。
　もしも、村の活動者たちが自発的にその仕事を始め、毎日バンギーと同じ仕事を自らの職業であるかのように行いながら、村人たちにも参加してほしい、いずれはその仕事のすべてを彼ら自身の手で行うようになってほしいと伝え続ければ、遅かれ早かれ村人たちは協力してくれるようになるでしょう。そうなることを活動者たちは確信しても良いのです。
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　インドの村の衛生状態についてのガンディーの話（１１７６）の続きです。
　村を清潔にせよと彼は言いますが、単に訴えるだけでは決して実行されることはありません。しかも、文字を読めない人たちにはガンディーが本や新聞に書いたメッセージも伝わらないのです。
　そこで彼は、村に入って村人たちと生活を共にする活動者たち（１０７９）に期待するのです。彼らが自ら率先して清掃の仕事をし、村人たちが自然に見習うようにしなさいということです。
　バンギ―というのは、汚物清掃人のことです。いわゆるカースト制度の中で最も差別されていた人たちです。その仕事を、村のための大切な仕事として行いなさいとガンディーは言うのです。
　そして・・・