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貝殻やアーモンドが貨幣として使われている理由は・・・ [2024年08月03日(Sat)]
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 インドの中の私の出身地方では、貝殻や種無しの乾燥アーモンドが貨幣として使われています。それは、人々からも政府の財務局からも認められたお金です。
 貝殻やアーモンドは、それ自体の中に価値が存在しているわけではありません。それが貨幣になるのは、人々が極貧の状態にあるからです。彼らは、最少額の金属製の硬貨さえも持つことができないのです。
 ・・・
 


 これも、通貨についてのガンディーの論説です。
 彼は、インド西部のグジャラート地方の出身です。
 そこでは、貝殻や乾燥アーモンドが通貨として使われていたそうです。貝殻がかつてお金として使われていたのはよく知られていますね。漢字でも、「貸」「賃」「買」「財」「販」「貯」など、お金に関する多くの文字の部首は「貝」になっています。
 しかし、大昔ではなく、20世紀になっても貝殻がお金として使われていたというのは驚きです。その理由は、金属製の硬貨が存在していなかったのでも知られていなかったのでもなく、民衆があまりに貧しくて最も低い額の硬貨さえも手に入れることができなかったからなのだそうです。
 さて、貝殻などの貨幣はどのように使われていたのかと言いますと・・・
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