完全に村人の中の一人となれ。 [2024年05月05日(Sun)]
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我々の仲間である活動者は、村において要求されるすべての行動様式を受け入れるべきです。 つまり、完全に村人の一人としてそこで生活し、しかもそれを日常のことと感じるようにすべきなのです。 (「Khadi-Why and How」1959年) これも、村の産業についてのガンディーの論説です。 カディ(手紡ぎ・手織りの綿布)を復活させるために、彼はボランティアを募って、村の中での実践活動を展開していたようです。(992) その担い手は主にナショナリズムに目覚めたインド人の青年知識人層だったと思われます。彼らに対して、「こうすべきだ」あるいは「こうしなさい」と村人を指導するのではなく、「村人たちの一人として、村人たちと生活を共にせよ」とガンディーは指示しています。(180) |