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村と町の間の絆を回復するために。 [2024年04月27日(Sat)]
(1071)
 かつて、それも決して大昔ではない時代、彼らは多くの日用品を自分自身の手で作っていました。けれども、今では村の外の世界に依存して暮らしています。
 町の住人にとっても、多くの日用品が村から供給されています。しかし、最近はそれらを都市から買うようになっています。
 もしも、村人たちが「自分の余暇時間のすべてを有益な仕事のために捧げよう」と決意するならば、そして町の住人が村で作られた品物を使おうという意志を持つならば、村の人々と町の人々との間で失われている絆は直ちに回復されるでしょう。
 
            (「ハリジャン」1934年12月7日)
 


 「村人たちには、昔から村で行われていたような手工業の仕事をしてもらおう」というガンディーの話(1070)の続きです。
 かつて、村の人たちは自分たちの使う生活必需品を自分たちの手で作っていました。だから、生活するのにそれほどのお金はかからなかったのです。
 しかし、貨幣経済がまったくなかったわけではありません。彼らは、自分たちの作った手工芸品や食料品を町の人たちに売っていたのです。
 ところが、町の住人たちは都市で作られた工業製品を買うようになってしまいました。それで、村の人々は現金収入を得ることができなくなってしまったのです。
 このように、村と町の経済的結び付きが失われていくのは国全体にとって憂慮すべき問題だとガンディーは考えています。それで、「村の人たちと町の人たちとの間の絆を回復させよう」と強く訴えているのです。
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