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人工的な肥料は土壌に有害な影響を及ぼすが・・・。 [2023年09月28日(Thu)]
(858)
 農業生産を増大させるためにはどんな方法が有効でしょう。それは、適切に肥料を施すことです。
 しかし、人工的な肥料は土壌に対して有害な影響を及ぼすそうです。
 堆肥は悪臭などまったく発しません。
 それは10万ルピーの節約になるでしょう。そしてまた、土の力を消耗させずに肥沃さを増すこともできるでしょう。
 
                   (「ハリジャン」1947年12月28日)
                                       


 これも、有機肥料に関するガンディーの論説です。
 ゴミとして廃棄される有機物を堆肥化して農業に活用すべきであるという全インド堆肥会議の方針をガンディーは支持しています。(857)
 しかも、そのような有機肥料が人工的な化学肥料よりも優れていることもここでは明確に述べられているのです。
 化学肥料が土壌の環境や生態系に害を与え、土を劣化させるということは、ガンディーの勝手な思い込みでも独自研究でもなく、誰かから教えられて得られた情報のようです。恐らく、この会議に出席していた専門家から教示を受けたのではないかと思われます。
 そして・・・
 
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